のみの市、ペルガモン美術館、ベルリン女祭

tsukihoshi2009-07-19

初日と2日目の2晩泊まった「Hotel Merkur」をチェックアウトして、すぐ近所のCircus Hostelへ。
http://www.circus-berlin.de/
↑ホステルとホテルがあるけど、私が泊まったのはホステルの方。小舟さんの力を借りて無事に受付完了。ホステルにスーツケースを預けて、1人でオストバーンホフ駅へ。
一度は反対側に出てしまったけど、何とかのみの市に到着。

  • オストバーンホフ・のみの市



色々見て回る。フィーリングや波長が合う店だと楽しい。

↑モンチッチもいました。ドイツでもMonchicchiと呼ぶらしい。
エメラルドグリーンのオウムのブローチを買った。€5なり。きっと幸運を運ぶ鳥だわ。デニムジャケットの衿に付ける。
ちょっと疲れたのでオスト駅に戻ってひと休み。空腹を感じたので構内でドネルケバブ(記念すべき初ドネル!)とバナナジュース。ドネルケバブはすんごいでっかくて(もちろんこれがドイツ人標準サイズ)あごが外れそうだった。中の野菜をぼろぼろこぼしながら食べた。うまかった、満腹。
再びのみの市に戻る。欲しかったサンドマン人形を€5でゲット。帽子に大事にくるんで連れて帰った(右上の写真。サンドマンは眠りの砂が入った袋を持ってる妖精。映画「グッバイ・レーニン」の冒頭にも出てきたね)。
のみの市を堪能したので、次は美術館へ行こうと決める。Sバーン(地上を走る電車)でハッケシャーマルクト駅へ。

  • ペルガモン美術館

世界遺産博物館島(Museumsinsel)にあるペルガモン美術館へ。

シュプレー川から望むベルリン大聖堂の美しいことと言ったら!!

↑ペルガモン美術館に到着。
すごいよすごいよ、と噂には聞いていたけど、古代の神殿を再現したペルガモンの内部はやはり圧巻。


↑神殿のレリーフもすんげえド迫力。

↑祭壇へと続く階段。人がこの大きさですから!
奥に続く部屋では「デュオニソス特集」をやっていた。私はデュオニソスに惹かれる。そのキャラクターにも、壷やレリーフや彫像に表された容貌にも。



↑すべてデュオニソス。
説明パネルには、デュオニソスを特徴づける要素として「metamolphosis and extacy」、「indulgence of wine, music, dance and boisterous sexuality」とあった。「cult image of a bearded mask」という言葉も。なるほどねー。
2階は「神々」というテーマで、様々な神を表した遺物が展示されていた。
どの神に惹かれるか?という視点を持つのも面白いですね。ここで私が惹かれたのは、アテネ

↑戦いの女神アテネ。兜を被り、盾と槍を持つ女戦士。
あまりの展示物のボリュームに圧倒されて、すっかり疲れてCicus Hostelへ戻った。

  • ホステルお部屋交渉

が、案内された部屋には男子に見える人が2人。朝に受付けした時には「女子5人プラス男子か女子1人」と聞いていたのに、話が違うじゃないか! くじけずにフロントへ交渉に行ったら、マネジャー的な人が出てきて「たぶん僕が部屋割りをミスったんだ、ごめんなさい」とのこと。何とドミトリーの料金のままでシングルの部屋に替えてくれた! マネジャーが「クリーンでナイスな部屋だよ」と言っていた通り、とてもきれいなお部屋。超ラッキー! すごく嬉しい。やっぱり自己主張するって大事なんだなあ。妥協しない、初めからあきらめない、どうせ無理だと思わずにまずトライする、交渉する。旅を通じて良い学びをしているなあ私。

  • 洗濯

ホステルのすぐ裏にあるコインランドリーへお洗濯に出かける。説明書きがドイツ語のみでまごまごしていたら、マスターや店員のお姉さんや他のお客さんたちが親切にやり方を教えてくれた。ああ楽しい! 洗濯が仕上がるまで1時間ほど、併設のカフェでベックスを飲みながらぼんやり過ごした。
その後ホステルへ戻り、明日からの南部小旅行のパッキングをして、小舟さんと待ち合わせてベルリン・レディフェスト(ベルリン女祭)へGO。

  • ベルリン・レディフェスト

京都で知人から「こんなのあるみたいだよ」と教えてもらったイベント。
http://ladyfest.lautr.com/
偶然にもベルリン芸術大学のリンゴちゃん(小舟さんのご学友)がオーガナイザーの1人だと分かり、楽しみにして向かう。んが、着いたらリンゴちゃんの映画企画がちょうど終わってしまったところだった。うー、残念。私が洗濯やらパッキングやらに手間取ったのいけなかったんです。
今日が最終日で企画は全部終わってしまってたんだけど、それでも来て良かったと思った。というのは、あの空間のあの空気! 興奮と熱気に包まれて、創造的で、集まってざわざわしてる女子たちがみんなめっちゃ格好よくて。あああ最高! ファンタスティック!!


↑会場のディスプレイ。

↑トイレの内装も格好いい。
会場の柱に貼ってあったLaclavという人の文章に心打たれた。
小舟さんが「ゆっくり楽しんで!」と先に帰ってから、内心は「大丈夫かな? 1人で楽しめるかな?」とちょっと心配だったけど、リンゴちゃんのお友達のVさんやYさんたちがすごく良い人たちで、楽しく話した。なんと彼女たちと私に共通の知人がいることが判明して、大いに盛り上がった。まさかベルリンに来て左京区つながりの知人の名前が出るとは思わなかったよ。ああ世界は広くて狭い。
Vさん&Yさんにはベルリンのクィアスポットも教えてもらえた。
リンゴちゃんも帰って人がまばらになったので、夜0時過ぎに私も退散することにした。小舟さんに再び駅まで出てきてもらって、明日からの小旅行のために小舟さんのバックパックをお借りして、別れた。小舟さんは本当に本当に本当に、優しくていい人だ。ありがとう。
ローゼンターラー・プラッツ駅へ戻り、駅前の感じ悪い中東人キオスクでアイスクリームを買って、ホステルに帰った。部屋でアイスを食べて、心地よい興奮と疲れでシャワーを浴びてから布団もかけずにバタンキュー。明け方に目覚めて寝直した。