ベルリン探索!

tsukihoshi2009-07-18

  • 起床、ホテルで朝食

8時に目覚めた。5時間だけど熟眠できた。
タバコを吸いに外へ出る時にフラウ(ホテルのマダーム)に会った。私はドイツ語が一切分からず、フラウは英語話さないので会話はないが、笑顔が素敵で親切な良い人柄が伝わってくる。このホテルはとっても気持ちがいい、居心地がいい。
朝食はパン2つにいちごジャムとバター、コーヒー、ゆで卵、チーズ、ハム、ヨーグルト。サーブしてくれるお姉さんも応対が感じいい。ペルーからのツーリスト男子と同席だったので、カタコトの英語であれこれ話した。
身支度をして外へ出る。風があって肌寒い。帽子を耳まで下ろしてストールを巻いた。

  • 国会議事堂前

Uバーン(地下鉄)に乗り、10時すぎに国会議事堂前に着いた。

↑ガラスのドームが国会議事堂。内部を見学できる。
が、着いたらすでにすごい行列。1時間半待ち!とのことなのでとりあえずやめておいた。

↑こんな人形使い集団がいた。
国会議事堂からすぐ近くのブランデンブルク門へ行く。

↑途中の歩道にこんなパフォーマー


おお、これがあのブランデンブルク門!! かつてはここが東ベルリンと西ベルリンの境界になっていて自由な通行はできなかった、とのこと。
観光客がたくさんいるので、ロマの子どもやおばさんが「Do you speak English?」と声をかけてくる。

旧東ドイツの衛兵と記念写真コーナーも。
さて、西へ5分ほど歩いてユダヤ人慰霊碑(ホロコースト追悼の)へと向かう。


広大な敷地に広がる、慰霊の石柱群。言葉の表現はない。具体的な表象はない。ただただ、見渡す限り石柱が連なっている。

↑石の群れの中に入るとこんな感じ。
「虐殺の追悼」ということが胸に迫って、圧倒されて、号泣した。
石の上に座って泣いてたら、お仕事が終わった小舟さんから電話が来た。慰霊碑で泣いてたと言ったら「そういう反応は予想してなかった」と驚かれた。
慰霊碑から徒歩10分のポツダム広場・ソニーセンターで小舟さんと落ち合う。


↑広場の真ん中に噴水。天井はガラス張りで山の形。富士山をイメージしてあるのだそう。
ショッピングセンター「アルカーデン」でアイスクリームを食べた。激うま。
アイスでほっとひと息つけたので、UバーンでZoologischer Garten(ツォー駅)へ。ベルリン芸術大学の卒展へ向かう。小舟さんはベルリン芸術大学の美術の院生で、今月卒業されたところなのです。小舟さんやお友達の卒業制作、その他たくさんの学生の作品が展示してあるとのことで、楽しみに向かう。



↑この画がすごく気に入った。


↑これはシュヴァンクマイエルみたい。

↑動きます。きもカワ。

↑小舟さんの作品。論文とポスター、脇に展覧会の模型も。


いろーんな作品を見て、あたしも何か作りたい、表現したい、と思った。「人間って何を作ってもいいんだよね。自由に」と小舟さんが言う。まったくその通りだ。
会場の大学は中庭もきれい。

↑中庭には古い石垣があって、大きな木があって、みどりがいっぱいで気持ちがいい。映画「夏時間の庭」で見た庭のような。ここでソーセージをグリルしてて、軽食コーナーになっていた。当然みんなビール飲みまくり。レンガみたいなケーキ(ドイツ人標準サイズ)のボリュームに驚いた。
あと、構内のトイレがブラックライトになってて、トイレットペーパーや自分の白シャツが光ってて楽しかった。
会場でリンゴちゃん(小舟さんのクラスメイト。明日行く「ベルリン・レディフェスト」のオーガナイザーの1人であることが発覚!)や、他のご学友の皆さん、サイさん(ベルリンでインターンをしながら服作りをしている日本女子ちゃん)などに出会う。
作品を見まくって、若い創作エネルギーでおなかいっぱいになり、会場を後にした。
その後スーパーでお買物して、きらきらさん(小舟さんの恋人さん。アクセサリー・デザイナー)邸へおじゃまする。白いきれいなアパート。

  • きらきらさん邸、夕食

きらきらさんのパソコンをお借りする。明日の宿が未定だったので、小舟さんがホステルを電話で予約してくれた。
行こうかどうしようか迷ってたけど、やっぱり行きたいのであさってから1人でミュンヘンなどドイツ南部へ出かけることに決めた。小舟さんに電話であさっての宿を予約してもらう。それ以降の宿は自分で電話して取るのだ。そしてベルリン→ミュンヘンのエアチケットもインターネットでゲット。これで行けるぞ!
私がパソコンでカタカタやってる間に、小舟さんときらきらさんんが2人が夕食を作ってくださった。トマトカレーと、途中でスーパーで買ってきたブラートヴルスト(豚の血のソーセージ)を玉ねぎとビーツと一緒にグリルしたの、そしてこれもスーパーで買ってきた小舟さんおすすめの辛子瓜のピクルス。途中でサイさんも来て、楽しくいただいた。血のソーセージは全然生臭くなくてうまみが濃厚で、甘酸っぱいビーツと相性抜群ですっごいおいしかった。食後にラズベリー入りチーズを食べて、ごちそうさま。
きらきらさんのルームメイトの陽光ちゃん(たぶん中国系)は、名前の通り明るくて良い人。小舟さんたちと「夕食後にボタニカルガルテン(植物園)のフェスティバルへ行こう」って言ってたんだけど、陽光ちゃんが「1人€38もするよ!」と親切に教えてくれた。そんな高いんならやめよう、ということで、予定を変更してバーへ繰り出すことに。
ぬかるんだ夜の公園、川沿いの道を歩いて、川岸のバーに到着。

  • チルアウト系バー

川沿いはことのほか肌寒い。
有名な「川に浮かぶプール」を見た。あと、「ベルリンフィルと子どもたち」の本番をやったホールがすぐそばにあって、触ってきた。
川辺のバーはチルアウトなごちゃっとした感じ。対岸のバーやボートの明かりがきれい。ラドラー(ビールのレモネード割り)は甘くて軽口でおいしかった。寒かったけど、楽しく心地よく過ごした。
小舟さんもそのお友達も、みんな一緒に居てすごくラクな人たちだ。対人緊張が強い私にとってlこれってすごいことなんです。気楽で、隣に居て居心地がいい。
スーパーサイズ・ミー」を模して「30日間マリファナを吸い続けたらどうなるか?」を試したドキュメンタリー映画(日本未公開)の話やら、きらきらさんが味噌を作ってる話やら、共通のお友達の話やらをして、2時間くらいバーで過ごした。
サイさんに送ってもらってホテルに戻った。超充実した1日だった。
あれこれ書き留めたり明日の計画を立てたりしてたら、もう午前3時半。ああもう寝ないと!