難破

ドンの助言にしたがい仕事を休む。
昼間何をしていたのか、思い出せない。
夕方、横浜のホテルのラウンジで、ドンとある関係者の方と一緒に話し合う。
2人は状況も私の気持ちもよく理解してくださった。が、とにかくつらくてどうしようもなくて泣きまくった。公共の場で嗚咽するほど泣くのなんて子どもの時以来じゃないだろうか。
自分なりに1つ決心し、2人に伝える。
ドンと別れ際には「大丈夫です」と見栄を切ってその場を離れたが、ぼろぼろ泣きながら電車にゆられて帰った。
部屋に帰ってからも泣き暮らす。ものすごい苦しい。眠って何も感じなく考えなくなりたくてたまらないのだが、眠ろうとすると様々な考えやイメージの断片におそわれる。なぜ、なぜ、なぜ、なぜ? の嵐。服薬。