いらいらで瀕死

じゃあ今日のこと。
今日は2時間目の法律系の授業で危うくイライラ死にしかけました。無事に生還できたのは幸運だったわー。
何のことかと言うとですね。今日のその授業のテーマは「少子化問題」だったわけですよ。「問題」なんですって。このタイトルの時点ですでに私的にはイラっと来たわけです。
で、授業の内容(というか正確には担当教員の言動)は、本当に耐えがたいものがありました。思い出すだに強い不快感がむらむらと再燃してくるのですが、一例を挙げると、

  • 結婚や出産についての学生個人の価値観(「あなたは『女性の幸せは結婚することだ』とか『女性の幸せは出産することだ』と思うか否か」など)を、当てて答えさせる。なぜそんなきわめてパーソナルな価値観を、授業という場で公に表明させられなければならないのか? しかもその設問そのものの不適切さ(「女性」「結婚」「出産」とは一体何なのかを問わず、さらにそれらを安易に同列に置いて質問するとは!)に気づいていない愚かさ。
  • 「非婚の問題」だとさ。非婚って問題なんだ。あはは。

そして、既婚かつ子持ちの社会人学生の方の中のお1人が、その教員のむかっとくる発言にいちいちくすくす笑うのも、悪いけど私はとても不快だった(どう不快に感じたのか実例を挙げて説明できると分かりやすいと思うんだけど、思い出すのが苦痛なのでやめときます。すみませぬ)。その方のことはまだよく知らないので特に好きでも嫌いもでないんだけど、その時は「あなた今自分がどういう位置から笑ってるのか分かってます?」と言いたい気持ちになった。
そんなに不愉快なら退席したらよかろう、とお思いでしょうか。でも今日はその教員は「授業の終わりで作業をしてもらうから途中で帰るな」と言ってたので、抜けられなかったのです。そうじゃなければもちろん5分で退室したよ(結局作業なんてものはしなくて、来週までの課題を告げられて解答用紙を配られただけだった。やはり途中で抜ければよかった)。
私は1人悶絶しつつ、なるたけ耳から入ってくる情報は遮断するよう努力して、セクシュアリティに関する当事者サークル作成の冊子を読みつつ90分間を耐え忍びました。この冊子の中の世界観と、その教員の世界観の、1万光年ぐらいの隔たり!!
怖いなあと思うのは、これが知識を持ちあわせていない人の発言なんじゃなくて、社会福祉の研究者でかつ高等教育をしている者の発言だ、っていう事実だよね。
来週もこのテーマの続きっぽい気がする。絶対にいちばん後ろの席に座ってマンガ読もう。