研修2日目

昨日に引き続いて私のことを(名前までも)覚えておられる方あり、覚えておられない方あり、今日初めて会う方もあり。でも私のほうがだいぶ慣れてきたので、今日は朝からリラックスして参加できた。職員朝礼とミーティングにも出席させていただき、職員の方々がいかに利用者お1人お1人のことを丁寧に注意深く観ていらっしゃるのか、その一端を知ることができた。昨日の私は利用者さんたちと一緒に楽しくおしゃべりしたり作業したりしていたけど、それはごく表面的なレベルの接し方だったんだな、と気づいた。むしろ私自身が楽しむことに夢中になってしまっていた面も、あったかもしれない。利用者さんの状態(知的・身体的・精神的な状態)を敏感に感じとろうとする姿勢、そしてそれを深く理解しようとする姿勢に裏打ちされていない「楽しさ」は、やはり底が浅いものなのだろうな。と、職員さんたちの報告や申し送りを聞きながら思った。また朝礼では小泉政権下での福祉財政の相当な厳しさにについても触れられ、2年後の実施を希望されている当施設の建替えも先行きは全く不明、との報告があった。「現実」は政治家の街頭演説や教科書やテレビの中にあるのではなく、今私がいるこの場にあるのだ、ここが現場なのだ、と思った。
相手を理解しようと努める、なんてことはもちろん口で言うほどたやすいことじゃないので、今日もどれほど昨日と違う関わり方ができたのかは分からない。でも私なりに色んなことに注意を配り、考え、感じとりながら今日1日を過ごした。濃密な1日。さて明日はどうなるだろう?