今の現役大学生はココロジーとか知らないんだろうな

先日の講義で先生が「お遊びの」心理テストを紹介しておられて、けっこう面白かったのでちょっと紹介します。
これは本当にお遊び程度のものなので、あまりシリアスには受け取らないで、一種のゲームと思って考えてみてくださいね。
*以下の状況を、なるべく詳細に想像してみてください*
「あなたはたった1人で、真っ暗な部屋の中にいます。本当に真っ暗なので、あなたには周りの様子は何も見えません。そこへどこかから、誰かが『灯りをつけてもいいですよ』と言う声がします。そこで、あなたはロウソクに火をつけます。」
イメージできましたか?
では説明すると、まず「部屋」は自分の心を表します。身近な場所(職場とか、自宅とか)を思い浮かべたとしたら、自分の心の在りようを自分では割に身近に感じている、ということになります。反対に「宇宙ステーションの中」とか思ったとしたら、自分の心が自分とはすごくかけ離れたところにあるように感じていることになります。「真っ暗な部屋の広さ」は、自分にとっての「心の中の未知の領域」。6畳間を想像したなら、現状ではだいたい自分の心の在りようを把握している、と思っていることになる。逆にとても広い部屋なら、まだ自分で掴みきれていない心の領域がたくさんある、と感じている可能性が高い。
「ロウソクに火をつける」とは、真っ暗な心の中に灯りをともすこと。これは自分の無意識下に存在する異性のイメージです。一般的に見て、男性はロウソクを1本だけ思い浮かべるのが多いのに対し、女性は2本以上を想像する人が割と多いそうです。ううむ。装飾的なロウソクを思い浮かべる人(面食い?)もいれば、ごくシンプルなものを想像する人もいる。ロウソクの置き方も、豪華な蜀台をイメージする人(相手の社会的地位を重視する?)、床に直接置く人、手に持つ人(ロウが垂れてきて熱くても構わない→かなり束縛したいタイプかも・・)など、様々です。
ちなみに私はこんなふうにイメージしました。「私はどこかの会社の貸し倉庫のような、だだっ広い部屋の真ん中にいる。部屋の形は正方形で、たぶんビルの中の1室。壁はコンクリート、天井は高い。1人で真っ暗ななか立っているけど、不思議と怖くはない。声がしたので灯りをつけることにする。腰のバッグからロウソクを1本取り出し、ポケットの中にあったマッチを手探りで擦る。ロウソクは軽く握れるくらいの太さで、長さは4〜50センチくらい。芯に火をつけて、蜀台はないので床に直接立てる。そっと手を離すと安定して立つ。私は床に座ってずっとそのまま揺れる炎を見ている。」
これを見ると私の場合は、自分の心はそれほど現実離れした場所にあるわけではなく(ビルの中の倉庫)、自分にとっての未知の領域(真っ暗な部屋の広さ)は例えば6畳間などよりは大きいようだ。それほど遠く離れた世界にあるわけではないけど、内部にはまだ自分で把握しきれていない部分もある、と思っている。無意識下の男性像(ロウソク)は、飾りのない人柄(シンプルなデザイン)。社会的な地位にも私はさほどこだわらないようだ(蜀台はない)。でも、割としっかりとした大きさと形を持っていて、自立できる人を求めている。そして1本のロウソクに明かりをともせば私は満足し、他のロウソクを求めたり出歩いたりはせず、その1本の炎をじっとみつめることに喜びと安心を感じるみたい。
うーん、ちょっと自分にいいように解釈しすぎかしら。でもお遊びとは言えけっこう当たってるような気もする。ゲームとしてはなかなか面白いんじゃないでしょうか。