ナチュラル・ハイで会話

昨夜9時過ぎ、学生時代のサークルの先輩M氏から電話がかかってきた。最後に会ったのは去年の3月、それ以来久しく話していないので着信画面を見た瞬間に顔がほころぶ。電話はドイツから一時帰国中の指揮者(私もお世話になった方)を囲んでM氏とその仲間たちで飲んでいる、その最中にかけられたものだった。飲み会中の電話のご多分に漏れず、その後は携帯がメンバー全員に順番に回されていき、次から次へと違う人とおしゃべりする。彼らは私の1つ上の学年なのだけど、私は学生の頃からほとんどタメっぽく友達っぽく付き合ってもらっていた。そういう人たちなので、久々に声を聞けて互いの近況を知らせあうことができてとても嬉しい。かつては夜明けまで飲んでそのまま朝日を見に海へ行き、潮干狩りしてすき家で牛丼食べて8時(午前ね)に解散、みたいな日々を共に楽しんでいた彼らも、今や立派なサラリーマン。確かに時間は経っているのだとしみじみ思った。これが学生時代だったら「今から私も行って一緒に飲む!」と言えたんだけど、さすがにこの田舎町から東京へ瞬間移動はできない。ちょっと寂しい気持ちにもなったけど、やはりそれよりも皆と話ができた嬉しさの方が強かった。友人から電話で元気をもらうことの多い今日この頃。そうやって電話をくれる人がいる自分は幸せだな、と思う。