そして、私たちは愛に帰る
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: DVD
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当たりかハズレか?とちょっと観るのをためらってしまいそうな邦題とジャケ画像ですが、京都シネマで上映してた時に見逃してて、先日ビデオ店で発見したら監督がファティ・アキンということに気づいたので観ました。
これは映画好きな人が好きそうな映画。とにかく構成が上手い。
第二部で、政治犯として収監中のアイテンを、アイテンが巻き込んでしまったために娘ロッテを亡くしたロッテの母が「あなたを助けたいの」と言うシーン。母の表情の優しさに心を打たれた。
トルコの音楽も素敵です。ナイトクラブでアイテンとロッテが愛のダンスをするシーンと、第一部でネジャットが車を走らせているシーン。どちらもトルコの音楽と共にあるシーンで、ドキドキした。
ドイツにおける「トルコ」、ヨーロッパにおける「トルコ」の立ち位置も考えさせられる作品でした。
追記:この映画の原題は「向こう側」みたいな意味のようですね。「そして、〜」としちゃうよりもずっと深みのあるタイトルだと思うんだけどなあ…