ダウンしました

昨日はあんなに楽しく遊んで満足して帰ってきたというのに、今朝は腹痛と吐き気で目が覚めた。朝からお腹をくだして、いつものパターンならそのうちおさまってくるのに全然そんな気配はなく、ちょっとこれはまずいな、困ったな、というかしんどいよ!!という状態になってきた。
しかし今日の仕事は私が朝イチの担当なので、這ってでも時間通りに職場へ行かなければいけない。吐きながら垂れ流しながらホフク前進で職場へ向かう自分をイメージしながら(瀕死の行軍)、ふらふらよろめきながら自転車で職場へ向かった(タクシーを呼ぼうかと思ったけど、この状態では密閉されるとアウトなので、無理やり自転車で。)
持ち前の気合いというか精神力で、なんとか私1人だけの30分間を持ちこたえて、最低限のすべきことはやった。そして同僚さんたちが来てくれた時点で力尽きて、そのまま早退。アパートに無事にたどり着いた時はほっとして涙が出そうだった。
ここ数年間は活動を休止していた例の小人集団が久々に活気づいてきたらしく(奴らの第一次全盛期は今から10年前であった)は、内側から胃をぎゅぎゅーと締め上げることと、腸の中で激しくダンスすることと、後頭部でアトランダムに梵鐘をつくことをはじめて、悪寒もしてきた。これはやばいなと思いながらふとんに倒れこんで、汗だくで目覚めて熱を測ったら39度あった。私は数年に1回くらいしか38度以上の熱を出すないので、たまに出ると本当に苦しい。
アパートの住人がやさしく声をかけてくれるのが泣くほど嬉しい。今ここでまじで動けなくなってもこのまま死ぬことはないな、と思う。それがどれほど心強くありがたいことか、孤独な真正1人暮らしをしたことのある人には分かってもらえるんじゃないでしょうか。
眠って汗だくで起きてまた眠ったりうめいたりしながら、市販の解熱剤を飲んでようやく動けるようになったのが夕方。携帯で近場の内科を探して、ふらふらしながら歩いて行った。
医師の診断は「原因は分かりません」とのこと。まあそうだよね、予想してました。世の中の大半の疾病は、実は明確な原因って分からないのだもの。
症状に対していくつかの薬を出してもらって、院内処方だったのでスムーズに受け取って岐路についた。
途中でドラッグストアに寄って、普段はまず飲まないスポーツドリンクを買って帰った。
薬を飲んでひたすら眠りました。いやはや参った参った。
余談ですが(というかすべて余談だけど)、診察時に腹部を触診されたことで、何となく「ちゃんと診てもらった」感がした。医師に触ってもらうということの意義って意外と大きいのかも。
あと、電子カルテはすごいなあ。今日行った内科は医師が電子カルテの画面を患者にそのまま見せるスタイルだったので、医師が何をどのように記述するのかがリアルタイムで確認できる。そして処方薬の説明も、画面上の表示を医師と患者が一緒に見ながらおこなわれる。
電子カルテの導入って、医療側の事務手続上の要因が大きいと思っていたけど、こんなふうに使うこともできるのね。患者-医師の力関係上、これは革命的とも言えるんじゃないか。
自分が患者として医療を受けると学ぶことが多いです。