京都市民管弦楽団第80回定期演奏会

久々に演奏会に出かけた。以前私も在籍していた京都市管弦楽団定期演奏会
実は初めて座るポディウム席(ステージ後方の席)で聴いた。
プログラムは年末にふさわしい華やかな曲目。J.シュトラウス2世「こうもり」序曲、オッフェンバックパリの喜び組曲から抜粋、ラヴェル「ラ・ヴァルス」、フンパーディンクヘンゼルとグレーテル」序曲、そしてメインがR.シュトラウスばらの騎士」。
「こうもり」は構成はシンプルだけどやっぱり難しいよねーと聴きながら感じた。どうしても堅苦しさから抜けきれない演奏になっちゃう。内容的な深みなんか微塵もなくて「とにかく人生楽しもう!」というオペレッタだから、そういう塩梅の演奏にしたいところなんだけどね。これは日本のアマオケは打上げの後に演奏すればきっとすごくいい感じで弾けるんじゃないかと思う。
ラ・ヴァルスとばら騎士は、相当難しいのにかなり良い演奏だった。このオケは特に弦楽器のレベルが高い。さすがだなーと感じた。
演奏の前後に指揮者が曲目紹介を交えたりして、そのトークのトーンもそこそこ悪くない感じ(よくあるのが「あんたら知らないだろうけど」という感じで聴衆を見下すものの言い方をする人。あるいは聴衆におもねって過度に軽いトークに走る人。そういうトークに遭遇するとほんとに気分悪いもんです。心底げんなりして即座に帰りたくなる。実際に帰ることもあります)だった。
アンコールはハチャトゥリアン組曲「仮面舞踏会」のワルツ、フィナーレはおなじみ「ラデツキー」。
ワルツを中心に据えた、初心者もクロウトも楽しめる、かなりセンスの良い演奏会だった。年末の高揚感も演出していたし。アマオケの演奏会でここまでしっかり楽しませてもらったのはすごく久々だった。
ちなみに一緒に聴きに行った人が旧知の安心できる人だったので、閉所恐怖の私ですが不安発作は出ず(いちおう予防のための準備もして行ったけど)、リラックスして楽しんで聴けました。
終演後、楽屋口の外で出演者の皆さんと歓談。偶然にも職場の現同僚の方&元同僚の方に出会ってちょっと話した。京都は狭いぜ。
その後、一緒に聴きに行った人と三条へ移動。買物につき合い、それから寿司を食べた。
良い1日でした。
さて明日は今年最後の仕事。がんばろう。