空気人形

退勤後、京都シネマへ「空気人形」を観に行った。ペ・ドゥナの大ファンなので絶対観ようと思ってたのです。
ぺ・ドゥナは奇跡的な可愛さだった。服装もメイド服とかミニのふわふわワンピースとかで、萌えた。内容は考えていたよりずっと生々しくて、ちょっとしんどかったな。人間の美しさ、優しさ、あたたかさ、汚さ、醜さ、愚かさ、弱さ、孤独、そういうものを全部身体の中に吸い込んで、吐き出して、静かに息絶えていくペ・ドゥナがものすごく哀しかった。それでも世界は美しく、人生は肯定すべきものだ、という希望の光が最後に描かれる(「きれい・・・」という言葉にそのメッセージは凝縮されている)のが、救いだった。
でもやっぱり生々しかったのと哀しかったのとで動揺してたらしく、帰宅してから過食してしまった。そして今年初のコタツうたた寝コースへ。堕落街道を走ってしまった。