それでも恋するバルセロナ

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あたしはウディ・アレン大好きなんで。
いつも通り、タイトルロールの音楽と書体にわくわくして一気にワールドに引き込まれる。
さすがアレン、職人芸。「人生は無意味だ。だから我々はせいぜい恋をしたり、うまいものを食べて飲んだり、良い音楽を聴いたり、美しい場所を観たりして、人生をできる限り楽しむしかない」というアレンのペシミスティックな哲学に貫かれた、実に上質なコメディ。
ペネロペ・クルスのぶっとびキャラがいかしてた。ペネロペ、むちゃくちゃ美しい。タバコくわえてる姿とか。キレっぷりの迫力がすごかった。
ヨハンソンちゃんはコミカルなちょっと間抜けな役が本当によく似合う。うまい。
ハビエル・バルデムは下品ギリギリの色気がセルジュ・ゲンスブールのようだった。
音楽もバルセロナの街も、美しくて見事だった。惚れ惚れする。これは映画館で観てこその映画ですね。