冬の休日

今日も昨日に負けず劣らず冷え込んでいる。
「京都は底冷えがする」とよく言われるけれど、私は底冷えって何なのかよく分からない。確かに京都は雪がほとんど降らず風も穏やかな割にはよく冷え込む。冷蔵庫みたいな静かな寒さだと、私は思う。
昼下がり、京都国立近代美術館へ出かけた。仁王門通の疎水脇を歩いていたらホスト的スーツ男子と着物女子がやけに多くて、なんなんだ？と思っていたら、平安神宮で成人式だったよう。今日がなぜ休日なのかすっかり忘れていた。
入口でチケットを買った時、今は常設展が見られないと知って軽くショックを受けた。3月末まで常設展は見れませんので行かれる方はご注意を。
企画展は「上野伊三郎＋リチ コレクション展：ウィーンから京都へ、建築から工芸へ」。
（ http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2008/370.html ）
上野伊三郎のモダニズム建築の美しさに見とれた。私は1930年代のヨーロッパの建築(内装も)がとても好きだと再認識した。設計図の文字の書体も素敵。老舗洋食店「レストラン東洋亭」の設計図もあった。
リチのデザイン画はあまり好みではなかったけれど、テキスタイル・デザインは確かにはっとするほど斬新だった。
15分ほど歩いてサンシャイン・カフェへ。あつあつのグラタンとハーブティーを食して、心満たされる。
写真は帰りに一坪ケーキ店で買ったクッキーの包み。シンプルでかわいい。