「つるばら」の意味がやっとわかった

つるばらつるばら (白泉社文庫)

つるばらつるばら (白泉社文庫)

大島弓子、初めて読みました。特異な世界に驚いた。鋭い観察眼と強靭なユーモアに裏打ちされたやさしい世界。傷つきながらも決して傷に酔うことなく、傷ついてる自分にもうふふと笑えちゃいながら生き続けていく人たちの姿が、すごく素敵だなあと思った。
「つるばらつるばら」で継男が言う「話すことが全部真実だというのはすごいことだ」「解放するというのはすごいことだ」という台詞が心に染みる。