きらきらしかった。

通学の電車で読了。

いやー面白かった。しをんさん本っ当に上手い。「ロマンス小説」部分の妄想っぷり(特にセクシュアル・ファンタジー)、お見事です(笑)
しをんさんの小説に出てくる人たちの、自分1人分の孤独をきっちり抱えて生きていこうとするところが私はすごく好きだ。友人や家族や恋人などとの関係を大切にしつつも決して融合してしまわないところ、融合などできないという事実を見据えながら生きていくところが好き。
時に冷徹なぐらいリアリスティックな妄想小説家だなあ。出版されてる著作、全部読みたい。