野外!

書き続ける私。こんなことしてるからいつまでたっても寝れないんだってば。
みどりの日の大フィル野外コンサート@大阪城公園、に行きたいような気もしてたんだけど(野外ならたぶんしんどくならずに演奏を楽しめるんじゃないかと思うので)、プログラムがポピュラーすぎて私にはあまり魅力的ではないので、たぶん行かないと思う。プログラムはこちら→http://www.osaka-phil.com/schedule/schedule.htm
星空の下、春の夜風に吹かれながら、友人と一緒にビールでも飲みながら聴けたら気持ちいいだろうなあ。とは思うんだけど、ね。
野外コンサートと言えば、先週末にNHK「芸術劇場」で見たラトル&ベルリンフィルの野外コンサート、めちゃめちゃ楽しかったけどご覧になりましたか? オール・フランス・プログラムで、「牧神」(ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」)、「魔法使いの弟子」(デュカス)、ラベック姉妹と共にプーランクの「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲」、「動物の謝肉祭」(サン=サーンス)、などなど。謝肉祭は、オーディエンスが気に入った曲の後で「今のよかったぜ!」って感じで拍手や口笛をしてたのがすごく好ましく思えた。そうだよね、拍手って本来こういうもんだよね。気に入ったらする。したければする。曲間でもする。よかったよ、あたしゃ気に入ったよという意見表明として。すごくシンプルで自然なことだ。そんなの当たり前と言えば当たり前のことなんだけど、日本のコンサートホールの中でどれだけそういう当たり前の拍手が行われてるかというとギモンに感じてしまう。
アンコールは「ダフクロ」(ラヴェル「ダフニスとクロエ」)の「全員の踊り」だった。そしてシメは恒例の「ベルリンの風」。オーディエンスが曲に合わせて吹く口笛の楽しいことと言ったら! ヴァルトビューネの上空にこだまする口笛の音、いい風だわ。ちなみにラトルは指揮台を離れて行方不明になったと思ったらバスドラムを叩いてました(笑)
大フィルも何かテーマを決めてやってくれるといいのになあ。
ともあれ、500円で気軽に楽しめる演奏会だし、普段はあまり演奏会なんかに行かない・行けない大阪市近郊の方は、気が向いたらぜひ行ってみられたらよいのではと思います。