お久しぶりです

みなさんお元気でしょうか。現在連休で約2日間だけ帰省中、実家から更新しています。大学の端末からは更新できず、寮の自室はまだインターネット回線が整備されていないので久々になっちゃいました。私は元気でやってます。
寮生活は、晩ゴハンが揚げ物中心で私の胃には少々きついのと、23時頃までフロアで若いコたちがぎゃーすか騒いでるの以外はかなり快適です。部屋は南向きで昼は日差しが入り、夜はふもとに広がる街の明かりが綺麗だし。初めは怪訝そうに私を見ていたコたち(「あの人新入生? でもどう見ても18じゃなくない?」)とも徐々に仲良くなりつつあるし。館長夫妻は親切だし。そして何といっても毎晩大きなお風呂につかって疲れを癒せるのがいいですね。極楽極楽。
そして大学はとても楽しいです。勉強したいことが勉強できるって、なんて素晴らしいんでしょう。平日のスケジュールは過密で、木曜以外はすべて1〜5限まで授業で埋まってます。しかも通学に片道1時間半かかるので、朝早く寮を出て夜帰ってくる頃にはもうくたくた。でも、毎日が楽しい。もちろんいくつかつまらん授業もあるけど、大半の授業は刺激的です。
そしてゼミが! ゼミがダントツでいちばん楽しいっ! 入学前にはさんざん悩んで大騒ぎしてどうにかこうにか決めた研究室でしたが、いざ入ってみれば先生の専門領域は私の関心とどんぴしゃだったのよ。人格的にも素晴らしい先生だし。しかも、これは本当に入学後に初めて知ったのだけど、先生は実はアマチュアの弦楽器プレイヤー(現役)でいらっしゃるのです。学生時代は学生オケにのめりこんでおられたクチなんだそうです。研究室には電子ピアノと武満全集が置いてあります。そして先生は何を隠そう「のだめカンタービレ」のファン・・・ってもうここまできたら笑うしかないよね〜。いやはや良い研究室に入ったものだ。ひょっとしてこれは運命なのか?!と思ってしまうくらいに。
えっと、ちょっとマジメな話に戻してみると。今私は大学で勉強していて、これまでの人生(という言い方は大げさかしら。でも私にとっては決して大げさな表現ではないのです)を通じてずっと自分の中で引っかかっていたこと、気になっていたこと、疑問に思っていたこと、違和感を感じていたこと、捨てようと捨てよう思いながらどうしても捨てきれなかったこと、などなどが、ゆっくりとしかし確実に何か1つの形にまとまっていきつつある、という感触を得ています。例えばゼミでこれから議論する予定の文献は、私が22歳くらいの頃、当時の自分の専門とはまったく関係ない分野にもかかわらず、切実な自分自身の問題意識から読んだ本だったり。まだ始まったばかりでこれから何がどうなるか分からないけど、少なくとも今私は、自分が「正しい場所に居る」と思える。