シリーズ「ケアをひらく」

医学書院から出てるシリーズ「ケアをひらく」のうちの1冊、石川准『見えないものと見えるもの』を読了。今月初に泊まらせてもらった社会学徒さんのお部屋にあったのを見て以来気になっていたのでした。重要な指摘がたくさんあったのだけど、特に最終章の「名付け」と「名乗り」と「アイデンティティ」についての考察がいちばん印象に残った。これは「病気」って何なのか、「障害」とは? 「問題」とは? 「健常」とは? 「私」、「他者」、「個性」、「診断」とは? ということを考える際に大事な手掛かりになると思う。
そして現在は同シリーズの『べてるの家の「非」援助論』を読んでるところ。すごいですこの本。半分読み終わった時点ですでに眼からうろこが300個くらい落ちた。今日もこのまま読み続けてしまう可能性大。