海へ。

今日は市のフリースクールのボランティア。普段は室内で卓球だけど、特別企画で子どもたちと海へ行く。朝10時前に出発して、着いたら炭を起こして食材を切って、浜辺でバーべキュー。味も雰囲気もおいしい。その後は魚釣りをする子あり、泳ぐ子あり、その辺を散歩する子あり。私は女の子たちと浅瀬の岩場へ小さな貝(塩茹でするとビールに合うんだこれが)を採りに行く。みんなパンツを膝までまくり上げ、裸足やサンダルで海水の中をじゃぶじゃぶ歩きながら貝を探す。けっこう沢山採れた。今日は風が強かったのでちょっとぼけーっとしてるとお尻まで大波がかかったりして、みんなできゃあきゃあはしゃいだ。やはり日本海はとても綺麗だ。まあ沖縄の海なんかとは比べものにならないのかもしれないけど、それでもいろんな色合いの透き通った青や緑の水面が一面に広がっている光景は、息を呑むほど美しかった。
そして、今日は自分でも子どもたちとかなりリラックスした自然な関わりができたように思う。こちらに過度の緊張感や不安感があれば、それは相手に容易に伝染する。子どもと良い時間を過ごすためには、やはり自分自身が落ち着いた柔らかい状態でいるのがいいんだな、という当たり前のことをあらためて実感した。でもね、知識のレベルでは「そんなの当たり前」で「何を今さら」ということと、実際に「自分のものとして『身体で』分かる」こととの間にはいかに大きな溝が横たわっていることか! それを痛感して、薄っぺらい言葉でくるまれた薄っぺらい自分が恥ずかしくて、でもどうあがいてもここから始めるしかないんだと自分に言い聞かせて気合を入れなおす、ということを繰り返す今日この頃です。