算数のレッスン

昨日は昼休みに、内地留学で大学院に来ておられる現役の先生に「絶対値」について教えていただいた。1限目の統計学の問題が分からなくて質問していたら、どうも私は根本的に絶対値というものの意味が理解できてないらしい ということが発覚したのです。
学食でぱさぱさのホットケーキを食べながら、ふむふむと先生の説明に耳を傾ける。すごく分かりやすい。100%納得できる。高校時代にこういう先生に教えてもらっていたら、あるいは私はここまでひどい数字アレルギーにはならなかったかもしれないなあと、思った。今さら思ってもしょうがないけど。
実際、今は統計の勉強をするのはけっこう楽しくて、授業の後はいつもるんるん気分で復習している。今までやったところのテキストは全部おさらいしたけど、物足りないくらい。きっと実際に自分で実験や調査のデータをとって分析したらすごい大変なんだろうけど、面白そうだな。やりたい。
たぶん統計学って、計算の能力とか数学的センスとかだけじゃなくって、論理性というのがとても重要な意味を持っているような気がする(もしかしたら高等数学はすべてそういうものなのかもしれませんが)。特に今やってる「検定」ってまさにそういう感じで、相互に関係があるような無いような事象どうしの関連性を論理的に検証していくのは、わくわくする。
それにしても、関数電卓を買ってきて喜んで遊んじゃったりなんかしてる自分につくづく驚く。人生何が起こるか分かりませんね。自分の向き不向きや能力や興味関心をある程度掴んでおくことは大事だけれど、かと言って思い込みで自分を縛ることほどもったいないことはないなあと、最近よく思う。だって人は変わるから、ねえ。