昨日は

かれこれ半年くらい放置していた虫歯を抜いてもらいに、うちから歩いて20秒の歯医者へ行く。先週末に行ったら「ああこれはもうダメですね。抜きましょう」とあっさり言われたのです。
私は歯の治療が大嫌い。もともとが痛いことに極度に弱いのです。いや、むしろ正確には「痛みの予感に弱い」と言うべきかな。小学校の時の予防接種なんて本当にイヤでイヤでたまらなくて、1週間前から憂鬱だった。でもこの虫歯もいつまでも放っておくわけにもいかないし、今日は観念して出かけた。
「今日抜いてください」とドクターに言うと、「はいはい」と言うが早いか即、麻酔。そして2分後にはもう抜歯作業スタート。えっ麻酔ってこんな早く効くんだっけ?ごりごりされ始めてから実は効いてなかったとか、そんなん絶対にイヤだよおおーと心の中で叫んでいたのだけど、作業はスムーズに進行する。痛くない。ちゃんと効いてるみたい、少し安心する。抜歯を経験された方なら分かるであろうあんなことやこんなことを経て、10分後には無事に抜歯が完了しました。
でももちろん大変なのはその後うちに帰ってから。麻酔が切れて痛いし腫れるし、頭痛と微熱、扁桃炎に加えて気分も悪い。これじゃ本も読めないので、借りてきた「千と千尋の神隠し」のDVDを観る。遊びじゃないのよ、授業のテーマだから観たのよ。いや、それにしてもすごい作品ですね。ナウシカラピュタもトトロも魔女宅もかなり好きだけれど、千と千尋は別格だ。カオナシは寂しくて寂しくてどうしようもなかったけれど、そのままの自分を受け入れてくれる場がみつかって良かったね。坊は実はもっと前から自分で歩けてたんだよね。海の上を列車が走っていくシーンは本当に美しくて切ない。
なんて思ってるうちに昨日は過ぎてしまった。今日はもうちょっと生産的な1日を過ごします。