「あなたって本当に役に立つ機関車ね。」

クリスマスだからだろう、BSチャンネルで「機関車トーマス」のロングバージョンをやっていて
思わず数十分ほど見入ってしまった。
初めは副音声で(オリジナル=英語で)見てたんだけど、なんか雰囲気が違う。英語版だからか?と思ったが、そういうわけでもない。なんしか何かが致命的に欠けている気がするのだ。でもそれが何なのかは分からない。
気になってしょうがないから日本語版に切り替えて、ようやく納得。
そう、致命的に欠けていたのは、森本レオのナレーションだった。
あのソフトな語り口抜きでは、どうにも「トーマス」を見ている気がしないのだ。げに刷り込みとは恐ろしいものである。
ところで「役に立つ機関車」という誉め言葉っていいと思いませんか? (良い意味で)ドライかつ実際的な誉め方で、私は好きだ。
機関車トーマス」は子供向けではあるけれど、各々の個性と能力を活かし、誇りを持って仕事するやつらを描いた作品なのです。
しかも上司とのあつれきや、中には不快な輩も混じっている同僚たちとのトラブルなんかも出てくるのよ。トーマスくんもなかなかラクじゃないのだ。
がんばれトーマス! 子供相手だからって慣れ慣れしく「トム」とか呼ばせないところもまたいいわねえ。
おねぇさんは君を応援してるぞ。