キーラとウィノナとジョニデの会

気分転換にまたDVDで映画を観るようになりました。

キーラ・ナイトリーを鑑賞したくて借りてきたんだけど、思いのほか良い作品だったです。
18世紀の女子たちにとっては良い結婚ができるかどうかが文字通り死活問題だったのだな。そりゃあ大変だよなあ。
コルセット・スタイルのキーラはいいですね。ほれぼれします。
ミスタ・ダーシー役の人の声が深くてソフトで良かった。イギリス英語の発音ってセクシーだと思う。
イギリスの自然の景観と豪邸の数々も美しかった。
あ、それと最初のほうの舞踏会のシーンでヴァイオリン・ソロがヘンリー・パーセルの曲(曲名は分かんないけどB.ブリテンが「青少年のための管弦楽入門」でテーマに使ってるあの曲)を弾いて、みんなが静かにそれに合わせて踊る、というのにぞくっとした。ヴァイオリンとステップを踏む靴と衣ずれと息づかいの音がまじり合う空気感がたまらなく良かった。
いちばん気になったキャラクターは下衆牧師。みじめでこっけいで好きだわ。ジュディ・デンチの公爵夫人も圧巻。その娘がどんな病気なのかも気になる。主人公の家族たちも魅力的。
掘り出しものをみつけた良い気分。

高校生男子に勧められて観てみたのだけど、んー、子どもの人たちはこの映画のどのへんで興奮するんかな。よく分からん。私が汚れた大人になっちまったからか?
確かにジャックは魅力的なキャラクターだと思うけどさ。ゆらゆらしてるし。ジョニデってほんとに変幻自在だよな。
こっちの「エリザベス」キーラはあんまし輝いてなくて残念でした。

キーラを続けて見てたらウィノナが見たくなって。この2人は顔立ちというか骨格が似てるよね。でも見る人を惹きつける強さはやっぱりウィノナだよなあと私は思う。ジョー役のウィノナがとにかくいい。
そういえば私子どもの頃ジョーに憧れてたな。賢くて率直で格好いいと感じてた。髪をばっさり切るエピソードも子ども心に焼きつけられた。
カーステン・ダンストのエイミー(洗濯バサミで鼻をつまんでる)や、母親役のスーザン・サランドンもいい。
時代は違うけど先日観た「プライドと偏見」の家族や姉妹たちを思い起こしながら味わった。私のシスターフッド・コンプレックスを満たしてもらいました。

ネバーランド [DVD]

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ジョニデ再び。
チャーリーとチョコレート工場」の主人公の男子が「ピーター」役で、ジョニデとの絡み具合が「チャーリー〜」の裏返しみたいで面白かった。

現実から遠く離れた世界に浸りたくて借りてきた。
話の筋よりも何よりも白熊にもう夢中! 白熊祭ですよあなた!! 白熊ウォーズのシーンでは興奮して部屋で歓喜の声をあげてしまった。
熊系好きの人はぜひ観てくださいね。