アリス・イン・ワンダーランド 3D字幕版

入口で専用メガネをもらう。3D初体験なのでわくわくする。終演が21時半になるんだけど座席はほぼ満席。
3Dの感想は、楽しい!! これはいい! 確かに今までにない新鮮な体験だわ。
しかし最大の難点は、何が飛び出すって字幕が常に最前面に飛び出してくること。まず手前の字幕を読んで、その奥にある画面へ目をやって・・・という視点の瞬間移動を、絶え間なく2時間くり返さないといけない。これは正直言ってかなり疲れます。私は途中でイヤになって字幕を律儀に追うのをやめました。映画は当然字幕でしょ、吹替えなんて邪道邪道。という方は多いと思いますが(私もそうです)、こと3D上映に関してだけは吹替え版で観ることをお勧めします。
さて内容。
今回も「スウィーニー・トッド」同様にハリポタ組ががんばってました。あたしはスネイプ先生役の人(今回は青虫の声をやってた)の声がめちゃ好きです。燃えます。
アリス役のコがかわいかったわ。なんていうか、今どきの顔とスタイルのコですね。
ヘレナ・ボナム・カーターが今回もやっぱりキレ役が120%ハマってて良かった。
ジョニー・デップのダンスシーンはマイケル・ジャクソンへのオマージュって感じでしたね。
あたしはティム・バートンはあの暗さやどうしようもない哀しさがすごく好きなので、今回はちょっと明るくて健全すぎやしないか? なんだかまるっきりロールプレイイングゲームみたいだぜ(旅をして仲間に出会い、伝説の剣を手に入れて、ボスを倒し予言を成就する、そしてかの地には平和が訪れました。めでたしめでたし)、と思ったけれど。でもまあディズニー配給だからね。それになんかリアルワールドは最近暗めみたいだからね。明るい楽しいものを提供したかったんだよね、きっと。
その思惑どおり、イッツ・エンターテインメント!って感じで久々に楽しみましたよ。この感覚は遊園地で遊んだ時の感じに近いわ。