ウツ、人、会話、本

今日は夜に仕事関係の自主的な集まりがあるため、有休をとった。
昨日は眠る以外に何もしなかったというのに、今日も朝食後に眠くなって2時間寝た。
午後はヴィオラの練習をしたかったけどその気力もなく、白菜トマト鍋を作って食べてぼーっと過ごした。
外で用事を済ませて帰ってきたら、去年の年末まで関わっていたあるプロジェクトの本が、著者の方から届いていた。ついに本という形になって世に出たことの感動がこみ上げてくる一方で、自分が関わり切れずに投げ出したことの情けなさや、その人やその人を支える人たちとは半ば意図的に距離をとってしまっている自分への罪悪感とか、そうやって安全で面倒ごとの少ない位置に自分を置いて「医療従事者」なんてツラをさげてその実何も大したことはできてない自分、今私は何をやってるんだ?という思いとか、色んな感覚ががぐじゅーっと押し寄せてきて、苦しい気持ちになった。
夜は仕事の集まり。有意義な会になったが、頭は半分眠ってるみたいな感じで終始ぼんやりしていた。
会の後で同職種の先輩数人と雑談できたのが嬉しかった。今の私は同じ職場の先輩となかなかうまく関係が作れないのが目下の悩みなので、他の職場の人たちとこうやって何でもない話ができるのがとても嬉しい。ざっくばらんに話せるような人ができてきて、単純だけどこういうのに救われるんだなと思う。
帰りのバスである先輩と一緒になって、お互いの思いをあれやこれや話した。カムアウトに関することも話した。
数日前から田中美津の「かけがえのない、大したことのない私」を読み返しているのもあって、カムアウトするということ、過去を抱えながら今を精一杯生きるということ、自分のかけがえのなさと大したことのなさの両方を肯定して生きるということ、などなどを考える。
美津さんが言う「世界でいちばん自分が大事」って、どうやったら思えるようになるんだろうね。そう思えるようになりたいと、切に願う。