サロンコンサート

tsukihoshi2009-10-11

11時間くらい眠って昼前に目覚めた。
午後から夕方までヴィオラの練習。
夕飯はナスとにんにくのパスタ。
夜はチャリで東山五条のギャラリー(作家さんの器のお店、右上写真は店内の壁面)へ、ヴィオラの先生のサロンコンサートを聴きに出かけた。ヴァイオリンとのデュオ・コンサート、休憩時間にケーキとコーヒー付き。
想像していたよりたくさんのお客さんが来ていて驚いた。広くはない店内に、30人くらいのお客さんたちがイスをつめて座っている。中高年の人が多い。もれ聞こえてくる会話から察するに、音楽関係じゃなくて陶芸関係のつながりで来た人たちが多いみたい。
イスはふつうの木のイスで背中やお尻が痛くなったし、後ろのほうの席は埋まってたので先生のド真ん前の席に座ることになっちゃったし、狭い空間に人がたくさんで閉鎖状況恐怖の私にはちょっとキツくて、アルコールを入れたら(クスリ飲んでるからほんとは飲酒はNGなんだけど)リラックスできるかなと思ったけどオーダーできる感じじゃなくて断念して、あー不安を緩和するクスリ持ってきといたら良かったとか思って、そんな感じで緊張ぎみだった。
でも演奏は楽しく心地よく聴けた。
先生の演奏をちゃんと聴くのは今回が初めてだったんだけど、もうむちゃくちゃくに上手い。プロなんだから上手くて当たり前なんだろうけど、それでも今まで聴いてきたヴィオラ奏者の中でも格段に上手い。技術が精緻で、抜群の安定感があり、深くてあたたかい音質、そして歌心。私すごい人に教えてもらってるんだわー、と思った。
さらに、先生は超かわいかった! 落ち着いた色合いの花柄のノースリーブワンピースに、厚めのぱっつん前髪、耳の上にはコサージュ。目がぱっちりしてらっしゃるので、まるでお人形さんみたいな可愛らしさ。生徒としては先生の指や腕の動きをしっかとみつめて学ばなきゃいけないのに(注:弦楽器や打楽器は管楽器とは違って奏法が外から見て分かるので、聴くだけじゃなく見て学ぶことも大切なのです)、ついつい先生のお顔にみとれてしまっていたよ。いかんいかん。
プログラムの中でいちばん気に入ったのは、マルティヌーの「3つのマドリガル」。終演後に先生にそう言ったら「マニアックですね!」と言われた。まあ人生における楽器選択の1つ目がコントラバスで2つ目がヴィオラなんだから、そりゃマニアックですとも!
あんなふうに弾けるようになりたいなあー。1ミリずつでも進歩することを目指して、日々努力するしかないよね。上達に近道なし。修行ですな。