登山

tsukihoshi2009-07-15

朝アパート住人に誘われて、一緒に大文字山に登ることになった。
ふもとに自転車をとめて、哲学の道を歩いて向かう。疎水の流れる音が心地よい。
山に入ると気温が下がって、高い木々に囲まれてもうそれだけで気持ちがいい。途中でペットボトルに汲んだ湧き水を飲みながら山道を登る。友人は「お散歩レベルだよ」と言ってたけど、体力が落ちている今の私には、登りはけっこうきつかった。くじけそうになりながらも、何とか頂上近くの「大」の字の点火台まで登った。眼下に市内が一望できる見晴らしは、もう最高。京大も吉田山も御所も平安神宮も、見下ろせる。南には京都タワーも見える。この眺めだけでも、きつい思いをして来た甲斐があった。

お弁当を食べた。友人が作ってくれたおにぎり(黒米ともちあわ入り、具は梅干のと昆布)と玉子焼き、甘長とうがらしの炒めたの(右上写真)。とてもおいしかった。
休憩してから、さらに登って頂上に出た。絶景。
下りは来た道を戻るのではなく、南禅寺のほうへ下りることにした。
上りも大変だけど下りも大変。上りは体がきつかったけど、下りは転ばないように膝に負担をかけないように、体だけじゃなく神経を使って大変だった。それでも2時間かけて歩いて、無事に南禅寺の脇にたどりついた。やった!やりきった!という達成感に満たされる。
下りてきた南禅寺の境内はインクラインとの対比に風情があった。

山から一気に観光エリアに入って、妙な感じ。修学旅行生とかみやげ物屋とか湯豆腐の店とか、いかにも「ザ・京都」という雰囲気。
哲学の道をたどって歩き続けて、自転車を置いた所まで戻ってきた。ふう。私としては大冒険だった。
充実した気持ちで、心地よく疲れて帰宅。すごく飲みたくなって、珍しくコーラを飲んだ。うまい。
部屋の窓から大文字山を見て、私はさっきあそこに登って下りてきたんだ、と思う。なんだか誇らしい気分。
ところで旅行の準備は間に合うのだろうか? 間に合わせなければしょうがないけど。