夏時間の庭

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ひたすら美しかった。ワンシーンごとに温度や湿度、香りまで感じられた。タイトルとエンドにしか音楽を用いなかった(その音楽も美しかった)ことで、映像(数え切れないほどの本物の美術品も含む)に集中することができたし、感情移入というようなレベルを超えて登場人物たちと常に共に「感じる」ことができた。また音楽的に押さえてきたぶん、最後の孫たちのダンスシーンは実に生命力に満ちて、力強く希望を感じさせた。