連休その5:帰省3日目

tsukihoshi2009-05-06

帰りの高速バスは夕方だし、天気もいいし、せっかくなのでチャリで市内めぐりすることに。
宍道湖畔に座ってしばらくぼーっとしていた。

↑穏やかな波。湖岸に敷いた石に打ち寄せる水の音。白くかすむ対岸。
今私は京都の街と山と鴨川を愛していて、京都の暮らしに満足しているけど、それでもやはりこの場所は自分にとって特別なんだな、と思った。
松江城にも行って城の周りを散策した。散策路は「椿谷(つばきだに)コース」は明るくて花に満ちている。椿はもちろんツツジ、菖蒲、ナンジャモンジャが満開だった。


いっぽう「鎮守の森コース」は丈の高い木々に囲まれたうっそうとした小径。晴天の日でも薄暗いので、きっと夜に来たら怖くてしょうがないだろうと思う。天守閣に続く裏道や、古井戸の跡。

木々の間からは城を囲むお堀の水面が見える。

↑観光客を乗せた「堀川めぐり」の小舟が時々通る。
天守閣のふもとの芝生ゾーンに出ると、これから城へのぼろうとする観光客や、小さな子どもを連れて芝生でのんびり過ごす地元の人たちがたくさん(と言ってもひしめきあうような数ではない。この土地ではあらゆるもの・ことが控えめなのだ)。

天守閣にのぼる階段脇に立つ立派な楠。トトロが腰掛けているような。
かつて通っていた県立図書館に立ち寄り、かつて通っていた高校と中学の前を過ぎて、喫茶店でコーヒーを飲んだ。カフェ的な喫茶店にもかかわらず洒落た雑誌の1つも置いていないところが、いいよなあと思う。
夕方、駅で土産を買って帰りのバスに乗った。
帰りは渋滞もなく、京都に到着。帰り道はいつだって意外なほどあっさりしている。
京都の暮らしに、日常に、仕事に、戻ってきた。