「ラグジュアリー」展

京都国立近代美術館の「ラグジュアリー〜ファッションの欲望」展に行った。
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2009/372.html
コム・デ・ギャルソンやメゾン・マルタン・マルジェラの服(というか作品)、面白かった。
しかし私がいちばん強く惹かれたのは、やはり1920年代〜30年代の服。なんで私はこんなにもこの時期のファッションや建築が好きなのだろう?
楽しかったのは、頭の上に船の模型(船ですよ、帆船!)を載っけた18世紀後期の貴婦人のドレス・スタイル。思わずのけぞった。「ラグジュアリー〜ファッションの欲望」というテーマをもっとも強烈に感じた瞬間だった。
4階で都築響一の「着倒れ方丈記」展も見る。
その後、常設展も見て回った。冬の間は見られなかったので久しぶり。
長谷川潔の版画はいつ観ても完璧な静謐と均衡に満たされている。素晴らしい。
以前はルドンの画は怖くて見られなかったのだけど、怖いと感じなくなった。今日は画面から血の温かみみたいなものを感じた。