左京区ライフ

tsukihoshi2008-10-04

午後、半休をとって研修に出かける。が、あまりの内容のひどさに気が滅入って途中で退席してしまった。そんな自分に落ち込む。専門職たる者、そんな柔軟性のないありさまではダメなのではないか。でも、つらい。ぐうー。
うつうつしながらチャリをこぐ。幸い素晴らしい秋晴れでもあることだし、ここはゆるゆると寄り道して帰ろうと決める。
初めて出町商店街に立ち寄る。
まず、南のドンつきの脇にあるヴァイオリン工房に寄る。店内を見上げればヴァイオリンがずらっと吊るされており、床にはチェロがひしめいている。オーナーさんに「京都にベース専門店はないんですか?」と訊くと、「最近できたらしいですよー」とのこと。さっそく探さねば!
そして出町商店街は驚きの賑わい具合でした。商店街っつーか市場みたいな雰囲気。元気のいい商店街っていいよね。大好きだ。練り物屋さんの飛竜頭(ひろうす)がおいしそうだった。1個120円で、かなりでかい。お煮しめに入れたらさぞ旨かろう。今度ぜひ買おうぞ。
あの「阿闍梨餅(あじゃりもち)」のお店を発見、1個購入。まだほかほかしてるのをジャケットのポケットに放り込む。
そしてもちろん! 行列して「出町ふたば」の豆餅も買う。わーい。
それから高野の「きさら堂」へ行く。静かで居心地が良くてコーヒーがおいしい、心底落ち着くお店。柱時計がこちこちと時間を刻む。コーヒーとバナナ&くるみのケーキを食す。置いてあった「京都のパン屋さん」という本を眺める。単なるお店ガイドではない、パンとパンのある生活とパン職人への愛に溢れたとても心持ちの良い本だった。午後6時の「ぼーん」という柱時計の音を聞いて、店を後にする。
帰り際、メガ自転車ショップ「あさひ」でチャリのタイヤに空気を入れ、ついでにライトの電球を代えてもらって帰宅。
左京区、楽しい。京都って本当に良い街だ。ずっと住み続けたい。そうできるといいな。