夏の昼下がり

下の階の住人が大音量でブラジリアン・ミュージックをかけている。
このアパートは音楽オタクが多いので(他分野のオタクも多いが)、そこらのカフェーなんかよりもよっぽどセンス良い音楽が日常的に聞ける。
・・と思ったら、下の階の誰かが笛を吹き始めた。サックスと、あと何かよく分からないリード式の笛。
・・と思ったら、今度はフリー・ジャズが聞こえる。
アルバート・アイラーだ。

そんな夏の昼下がり。
何でもないような、その何でもなさがまさに奇跡であるような、黄金の昼下がり。