同大メサイア

同志社大学の「メサイア」演奏会に行く。
チケットは当日座席指定かと思いきや、当日引換えなのに座席指定はできない(窓口の人が勝手に座席を選んで宝くじみたいにホイと渡される)、にもかかわらず引換えのために寒空の下で長蛇の列を作って待たされるのです! 何たる理不尽そして無配慮!(高齢者・障害者・病人・子ども連れは来るなとうことか?) あまりの列の長さにここはUSJかと思ったよ。わざわざ神様を持ち出す必要はないけれど、由緒正しいキリスト教系の大学がクリスマスに行う演奏会とはとても思えない運営です。憤りのあまり聴かずに帰ろうかとも思ったが、お金がもったいないので(失業者の悲しさよ)がんばって留まった。
自分が割り当てられた座席に不安を感じながら聴く(通路脇じゃないとだめなので)。演奏の内容は良かった。トランペットのソロの方、よくがんばりました。
プログラムにハレルヤ・コーラスの譜面がはさんであり、「ぜひ会場の皆様もご起立の上ご斉唱ください」と書いてあったので「よっしゃ!」と意気込んでハレルヤの前奏で立ち上がったら、会場全体(座席は9割近く埋まっていた)で10人くらいしか立ってる人はいなかった。でもリアルカラオケでハレルヤを歌う機会なんてそうたくさんないのだからと思い、楽しく気持ちよく歌いました。中学の合唱祭で歌って以来だけど、意外と歌えるものですね。
メサイアの後は、キャンドルの明かりだけで「きよしこの夜」を歌い、ハイドンの「告別」風にステージ上から演奏者が次々と去っていく、という趣向だった。ロマンチックだわねえ、なんだかんだ言っても今日はクリスマス・イブでしたのね、と思っていたら、最後の最後に退場しかけたコーラス隊の人がひな段の階段で思いっきりコケかけて、会場中が失笑に包まれた。本格的にコケなくてよかったけど、その方はさぞ恥ずかしかったことでしょう。打ち上げでいじられること必至だ。かわいそうです。
帰り際にチケット引き換えについてスタッフに抗議の意思を伝えておいた。来年は全席自由に改善されていることを望みます。