ビエンナーレ

tsukihoshi2007-11-14

BIWAKOビエンナーレ2007(http://www.energyfield.org/)へ行く。知人がスタッフをしているので興味を持って。今月は予定のない日は今日1日だけだし。
京都駅で表示が分かりにくくて電車を1本逃してしまった。ホームのイスで弁当のプチトマトをかんだらはじけて隣の席の人にピューっとかかってしまうし。うちに帰りたくなるが、自分を鼓舞して滋賀へ向かう。
JR近江八幡駅からさらにバスに乗る。途中でメンソレータム近江兄弟社の建物があった。ここが発祥の地だったのね。
ビエンナーレ会場へ着く。というかこの催しは、昔ながらの民家や造り酒屋などをいくつか借りてその中に展示してあるのです。だから観覧者は地図を片手にあちこちをめぐり歩くことになる。
メイン会場の脇にお堀があり、紅葉が水面に映ってなかなか風情がある。
「長男の肖像」という、自宅の仏壇の前で長男が座っている写真(6点ぐらい)が良かった。仏壇というイエ制度の象徴と、若い「長男」たちの表情の組合わせが上手い。
「甘い雨」という、紙を細く切ったものが和室の床から天井まで延びている、それが100個ぐらい畳に敷き詰められている、という作品も気味悪くて気に入った。漱石の『夢十夜』の第一夜、地面からつうと芽が出て白い花が咲くシーンを思い起こした。
会場の近所に日牟礼八幡宮があり、散歩する。今は七五三のシーズンらしく、賽銭箱の前にアンパンマンメロンパンナちゃんとバイキンマンの人形が立っていた。信仰ってこういうことでいいんですか?! 商業主義者め、と言いたい(小声で)。
そろそろ帰ろうか、と思ってバス停でバスを待っていたら、たまたまスタッフの知人と出会う。今から琵琶湖に行かない?と言われ、車で連れて行ってもらった。
琵琶湖をまじまじと見るのは初めてだったので、嬉しかった。やっぱでかい! 実家の松江市宍道湖も相当でかいけど、それ以上だもんね。ほとんど海やな。
久々に水の側に居られて嬉しかった。
そして一緒に観に行った知人の知人がつくば市で育った人だと判明。世界は狭い。
楽しく休日を過ごして帰ってきました。