ラトル&ディッピー

ベルリン・フィルと子どもたち コレクターズ・エディション [DVD]

ベルリン・フィルと子どもたち コレクターズ・エディション [DVD]

以前レンタル屋でスタンダード・エディションを借りてきて観た(http://d.hatena.ne.jp/tsukihoshi/20060309#p2)んだけど、この度はおっちゃん(ゼミの先生)がご購入されたコレクターズ・エディションの特典ディスクをお借りして観たのです。スタンダード・エディションではピンポイントでしか映ってなかったストラヴィンスキー春の祭典」のダンス(by子どもたち)と演奏(byベルリンフィル)それぞれが、ノーカットで収録されてます。
ダンス、面白かった。本編を観た時には振付家の子どもたちへの指導法にちょっといやなものを感じたんだけど、できあがった「作品」を観て、この人は舞台の全体像について本当に明確なゆるぎないビジョンがあったんだなー、やっぱすごい優秀な人なんだなーと思った。だからと言って指導法に対する私の疑問がなくなるわけじゃないですけどね。表現が所どころ妙に具体的だったりして(ドクロのマスクを被った人が出てくるとか)、ん?と思ったりもしたけど、いろんなリズムを見せてくれて面白かった。
ベルリン・フィルの演奏は、おっちゃんも言ってたみたく、演奏してない人や首席じゃない人なんかをけっこう写してたのが楽しかった。みんな顔(表情)と目で会話や交信してるな〜。私が今参加してるオケでも、ベルリンフィルほどじゃなくていいからもっとお互いに交信したいよう。じゃないと合わせられない、というかつまんなくないですか?!
ちなみにこの特典ディスクにはサイモン・ラトルの春祭ひと口コメントも入ってて、そこで「チャイルディッシュなんだけど、第2部のチェロ・ソロの箇所は『ファンタジア』の影響で首の長〜いディプロドクスを思い浮かべちゃうんだ」みたいなことを言ってました。ああ確かにファンタジアの影響って強力だよね。私もいまだに「くるみ割り」や「魔法使いの弟子」なんてあのディズニー映像を思い浮かべずに聴くのは難しいもの。
ディプロドクスのディッピー。池澤夏樹の「ヤー・チャイカ」、すごく好き。
スティル・ライフ

スティル・ライフ