1人読書マラソン其の3

間が空きすぎで全然マラソンになってませんが。まあ気楽にいきましょう。

知っていますか?ユニークフェイス一問一答

知っていますか?ユニークフェイス一問一答

ユニークフェイスおよびユニークフェイスに関する事柄について、マンガも差し挟みつつ、Q&A式でとても読みやすく書かれていました。入門書としても最適ではないでしょうか。
実は私、先日帰省して旧友たちと飲んだ時に「なぜ私は血液型性格論がキライか」について真剣に考え込んで若干みんなを困らせてしまったのだけど、この本を読んで「人格とはまったく別の、本人が選択したのでもなく本人の意思で変えることも困難(あるいは不可能)な属性によって人を判断することの暴力性」に対して私は強力な違和感を感じてるんだなー、ということに気づけた。(血液型性格論がキライな理由の詳細については、余裕があればまた日を改めて書きたいです。)
ちなみにこの本、ウチの学科の若手教員たっきっき氏がさりげな〜く1項目ぶん執筆されていて、ちょっと驚きました(笑)
もう1つちなみに、はてなキーワードではユニークフェイスは外見的特徴のある顔(およびそうした顔を持つ当事者のグループ名)を指す、とありますが、この本によれば、顔以外の身体が「ユニーク」であることをも含む概念であるようですね。〔2005.8.28補足:キーワードの編集を行いました。〕
そして昨日と今日の読売新聞朝刊の「医療ルネサンス」のコーナーには、この本にも記述のあった遺伝性難病「レックリングハウゼン病」を持つ人が子どもを設ける際に着床前診断を受けることにまつわる読者の投稿&読売の記者の意見が載っていました。私は記者の意見には強い疑問を感じたのだけど、数え切れないくらい多くの読売新聞購読者の人々は、どんな思いでこれらの記事を読んでいたのだろう。