授業参観

に行ってきました。弟の。ものすごーく興味深い体験だった。
弟の通う中学は私の母校でもあるので、授業前にかつて私がお世話になった先生のところへ行ってみた。運良くその先生はお手すきだったので、懐かしくおしゃべりする。たぶん10年ぶりくらいにお話ししたんだけど、話し方や笑い方はおろか外見もほとんどお変わりない(というかむしろ若返ってたよ。ひえー)のでびっくりしてしまった。あまりに楽しくて危うく授業を忘れそうになったんだけど、後でまたお話しに伺うことにして授業参観に向かう。
それで肝心の参観なんですけど、何にいちばん驚いたかって、お母さんたちのおしゃべりですよ。信じられます? 子どもが真剣に授業を受けてるのに、教室の後ろでぺちゃくちゃ保護者がしゃべってんのよ。あたしゃ我が目を疑いましたよ。
授業の途中で生徒がグループに分かれて自分たちで内容を進めていくという場面があったんだけど、生徒たちは教室の前の方で取り組んでるのに 近くへ行って様子を見てたのは私ともう1人のお母さんだけ。あとの方々は教室の後ろで井戸端会議ですよ。なんじゃそりゃ? あなたたちは一体何をしに来たのですか? 子どもたちがどんな顔をして、何に喜んで、何に苦痛を感じながら日々学んでいるのか、それを見に来たんじゃないんですか? 子どもが自主的に進めていく場面なんて、もう面白くって私は近寄って見なきゃ気がすまないんだけど、そんなことないの? だって教室の後ろに立ってたって見えるのは子どもの頭だけよ。しかも普通よりずっと広い教室だから前の方で今何が進行してるのかなんてまったく分からないのに。
少なくとも私が見た限り、お母さんたちは子どもが受けている授業にはあまり(というかほとんど)関心がないようでした。その上に、私語。呆れました。
授業そのものはもちろんとっても良くて私まで楽しませていただいたのだけど、お母さん問題がどうにも耐えられなかった私は再び「かつてお世話になった先生」の所へ行って一部始終をお話ししてきました。
そしたら「ああ、そーゆーもんだよ」とさらりと言われた。そういうもん、みたいですよ。先生が「お母さん、授業中は静かにして下さい!」と言わなきゃいけない日も遠くないかもしれない。ここは幼稚園か? 大学の授業でさんざん言われている「現場の問題の根深さ」の一端を垣間見てしまったような気が、した。
・・なんてこともあったけど、その先生とのお話しは本当に楽しくて意義深いものでした。心に残る言葉をたくさんいただきました。お会いできて良かった。
いろんな意味で、有意義な参観日でした。